公益社団法人京都保健衛生協会

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ハチ駆除業務紹介
セグロアシナガバチの目覚めです。
平成25年4月5日
京都保健衛生協会では京都市からの委託に基づき,保健センターから駆除依頼を受付けています。平成25年4月5日にも保健センターから駆除依頼がありました。「ハチに刺された。巣があり,比較的大きな成虫がいる。スズメバチ類ではないか?既に成虫は数匹網で捕獲した。」と市民からの相談がです。スズメバチ類の営巣しては,季節的に早すぎます。しかし,巣があり,複数匹の成虫がいるとのことから現場に向かいました。
巣の高さは5メートル以上です。2階部分のベランダの下にアシナガバチの巣が確認できました。また,数匹のアシナガバチ成虫が飛んでいました。(矢印は古い巣を示しています。)
相談者がテニスのラケットを使って捕獲された3匹の成虫を確認しました。 セグロアシナガバチのようです。
確かに巣があり,成虫が飛んでいました。しかし,飛んでいるセグロアシナガバチは,巣に近寄ろうともしません。むしろ,建物の隙間から出ているようにも見えます。巣は昨年のもののようです。
当日は,最高気温が26℃にもなりました。平年より高めの気温が建物の隙間で越冬していたセグロアシナガバチが冬眠から覚醒させ,活動を開始した様子です。ふわふわと建物の周辺を飛び,新しい巣を見つけるためのようにも見えました。