●分封は,群れとして集まるときに、また新しい巣を見つけて飛び立つときに数千にもおよぶ大群のミツバチ類が舞い飛ぶため人々を驚かせます。また,時折信号機等に群がり信号を見えなくしてしまい、大騒動になったこともあります。しかし,今まで多くの分封の処理に出かけていますが、刺さる被害に会ったということは聞いたことがありません。また、分封の駆除をしている最中でも私たちを襲うような行動は見られません。分封時は人に危害を加えないようです。 ●
ミツバチ類は、自然界で植物の受粉に大きな役割を果たしています。分封もやがて場所を見つけて新しい巣作りを始め、自然界に大きな役割を果たすことは分かっているのですが、問題は新しい巣を作る場所です。
天井裏などに営巣することがあります。始めは小さな巣ですが,活動が活発になると巣板はどんどん大きくなってきます。蜂蜜も巣板の各巣房(部屋)にたっぷり溜まります。するとその蜂蜜の重さに耐えかねて巣板が落ちてしまうことがあります。天井裏に落ちた巣板から蓄えてあった蜂蜜が天井裏に流れ出します。やがて,天井に蜂蜜による大きな染みが出来てしまいます。そのようなことになれば、天井の張替えやクロスの張替えなどが必要になります。このことがミツバチ類が営巣した時の最も問題になる被害の一つです。
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