公益社団法人京都保健衛生協会
「トップページ」へ 「虫のはなし あれこれ」へ 「色々なハチの仲間」へ 「スズメバチ類紹介」へ
オオスズメバチ
スズメバチ類の中で最も大きく、しかも気が荒いことで要注意のスズメバチの種類です。木の根っこや地中に巣を造ることが多く、気が付かれにくいことから被害に結びつくことがあります。
餌は,例えばコガネムシやカミキリムシなどのように大型の昆虫類が多いようです。また、ミツバチ類を襲い,ミツバチ類の巣の中の幼虫やサナギを略奪し,ミツバチ類の巣を壊滅状態にすることもしばしばです。特にセイヨウミツバチで養蜂をされている場合は、オオスズメバチは最も警戒しなければならない天敵の一つです。ミツバチ類ばかりでなく,他のスズメバチ類も襲うことがあります。
働きバチは、コガタスズメバチとよく似ていますが,頭楯の突起の数が異なることで区別できます。詳しくは、コガタスズメバチのページを参照してください。
コガタスズメバチとの大きな違いの一つが巣の場所と形です。次の表を参考にしてください。
種類巣の大きさ営巣場所出入口
オオスズメバチ大型多くは地中多くは地中などで見ることが出来ないが,
巣の下部は大きく開放されている
コガタスズメバチ小型,直径30cmまで形木々の枝などが多い丸い巣の横あたりに
一箇所出入口がある