公益社団法人京都保健衛生協会
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チョウバエ類
私たちの周辺に生息するチョウバエ類は,ホシチョウバエとオオチョウバエがいます。
特徴
両者の違いは翅の模様や触角の形状が異なりますが,なによりも大きさが異なります。名前のとおりオオチョウバエの成虫は,4mmから5mmと大きく,ホシチョウバエは,2mm程度で小さい違いがあります。
オオチョウバエの幼虫は胸部,腹部の各節とも背面に黒い板状の模様がありますが,ホシチョウバエは,腹部末端の3節に黒い板状の模様があり,その3節から頭部よりは,色が薄くなることで違いが認められます。
オオチョウバエ成虫
オオチョウバエ成虫
ホシチョウバエ成虫
ホシチョウバエ成虫
オオチョウバエ幼虫
オオチョウバエ成虫
ホシチョウバエ幼虫
ホシチョウバエ幼虫
対策
今回の事例はホシチョウバエでした。私たちの周辺に生息するチョウバエ類は,ホシチョウバエとオオチョウバエがいます。このページのホシチョウバエ幼虫は,お風呂の中で見つけられたものでした。風呂場の排水口や洗面のオバーフローの部分に水あかが溜まり,そこに幼虫が発生することがあります。定期的に水あかを取り除いておきましょう。

屋内に排水溝が設置されている調理施設があります。床面を水で流せることで清潔の保持には一定の役割を果たしていますが,管理が行き届かないと水アカや汚泥が溜まり,発生源となります。

浄化槽,ビルの汚水ピットに大量に発生することがあります。